創業1912 明治45年
名張市瀬古口455-6
電話 0595-63-0551
代表者 川口 佳秀
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■ 取扱商品・サービス
鉄鋼二次製品・外装建材の専門商社として、屋根材、外壁材、雨樋に使用される商品を扱うファインスチールの会社です。
川口栄蔵株式会社の外観
■ 事業の沿革
弊社は明治45年にブリキ缶製造業、板金プレス業として創業しました。伊賀地方は農業が中心の地域であり、お米の産地であったことから、金属製穀類貯蔵器の取り出し口を実用新案で申請し、川口製作所として商標登録「鳩印」の米缶口金を全国販売していました。
昭和40年代以降、名張市は大規模な住宅団地の開発が進み、大阪方面への通勤圏として急速に発展しました。昭和56年には人口増加率が日本一になるなど、人口急増とともに住宅建築や企業立地が増え、住宅産業が隆盛を極めたことから、鉄鋼二次製品、外装建材の専門商社として商売をするようになりました。法人組織にするときは、創業の精神を忘れず原点に立ち返るという思いを込め、祖父で創業者である「川口栄蔵」の名前をそのまま企業名としました。
材料となる
ロール状の金属板
金属板を切り分ける機械
■ 経営理念・特色
「誠実、誠意で信用、信頼を築く」です。日々の心得として、熱意、情熱、創意、謙虚、責任、約束、感謝、顧客満足、日々努力、迅速行動、道徳重視、社会貢献の実践に努めています。
また、私の座右の銘に、中国唐時代の雲門文偃（ぶんえん）禅師の語で知られる「日々是好日」（にちにちこれこうじつ）という言葉があります。文字通りに解釈すれば「毎日が平安で無事の日である」と言う意味ですが、晴れた日ばかりではありません。雨の日、風の日があるように人生にはどんな日もあります。喜んだり楽しんだりする日もあれば、様々な問題が起き、悩み苦しむ日もあります。しかし、どんな雨風があろうとも、どんな悪い出来事があっても、この一日は二度とない一日であり、かけがえの無い一日であります。この一日を全身全霊で生きることができれば、まさに日々是れ好日となります。
加工された
さまざまな大きさの金属板
■ 誠実、誠意で 信用、信頼を築く
Ｑ 創業者の名前を社名にされていますが、創業当時から変わらないことを教えてください。
Ａ 創業から続いているのは「誠実に」という精神です。祖父は名張から全国の問屋に米缶を販売していましたが、遠い土地のお客さまからも商品と企業を信用してもらい、お買い上げ頂いていました。誠実さを大切に、お客さまとの信頼関係を築いていくという精神は、今も昔もずっと変わりません。
Ｑ 顧客に向け、オリジナルの情報紙を作っているそうですが？
Ａ 1983年6月から毎月、板金情報「栄蔵板金あらかると」をお客さまに送っています。商品状況や原材料の動向、メーカーから届く最新情報など、重要なことを当社独自にピックアップしてまとめています。お客さまの中にはファイリングしてくれている人もいて、コミュニケーションツールとしても役立っています。
Ｑ 会社の将来について、考えを教えてください。
Ａ 次の世代は次の世代で、商売のやり方を変えていかなければならないと思いますが、お客さまの要望に何とか応えようという姿勢は守ってほしいと思います。価値ある企業として、永続してほしいと願っています。
「栄蔵板金アラカルト」を
手にする川口社長