創業1822 文政5年
名張市中町361
電話 0595-63-0327
代表者 福田 敬子
■ 取扱商品・サービス
ファッション衣料販売
メンズ&レディス、レギュラーサイズ&ふくよかサイズファッション、シューズ、バッグなど
■ 事業の沿革
文政5年(1822年)に初代尾張屋徳兵衛が尾張屋を創業しました。創業当時はランプを販売していたと聞いています。明治に入ってからは、傘、帽子、雑貨を扱うようになり、明治39年には、歌舞伎や演芸場として鶯座を開業しました。
昭和に入り、終戦後は歌舞伎や演芸場に代わって鶯座で映画を上映しておりましたが、テレビの普及が進むとともに、娯楽の主流が映画からテレビへと移り変わってきたため、昭和29年鶯座を閉館し、傘、履物、雨具の専門店を始めました。
昭和51年、中町での本店新築を機に、トータルファッションの店として7代目の私、敬子が後を継ぎました。その後、平成3年には近鉄プラザ桔梗が丘店、平成8年にはオークワを核店舗とするパークシティに出店してきましたが、大型店の相次ぐ撤退とともに現在は中町本店のみで、長男武史が8代目として営業を行っています。
接客をする福田さん
■ 経営理念・特色
ファッションは常に人の生活と共にあり、どのように時代が変化しても、それが生活文化でありその時代のトレンドに合わせて常にお客様の視点に立ち品質とサービスの向上に努め、人の心を豊かにし、お客様にご満足いただけるファッションを提供する。
洋服がずらりと並ぶ店内
レジ前を飾るイヤリングや髪留め
店舗の外観
■ 時代を先取りした商売で、地域を元気に
Q 創業当時から洋品店として衣類の販売をしていたのですか?
A 「尾張屋」として1822(文政5)年に創業した当時は、ランプの販売をしていたと聞いています。明治時代には傘や帽子、雑貨を取り扱うようになり、歌舞伎や演劇場としても運営してきました。終戦後で物資が無く苦しい状況だった時には、「下から這い上がろう」との思いで、履物屋も開業しました。
外観
Q トータルファッションの店として開店したきっかけは?
A 1975(昭和50)年、店の手伝いで東京に仕入れに出た時、当時流行だった「原宿ファッション」に目を惹かれました。店前の人通りが増えたことで「見栄えするものをウィンドウに飾りたい」と考えていた私は、仕入れに使うお金で洋服を買えるだけ買いました。名張に戻って店頭に並べたところ、飛ぶように売れたことをきっかけに、トータルファッションの店として本格的に始動しました。
店内
店内
店内
Q 長年、お店を続けてこられた秘訣は何ですか?
A 常にお客さまの目線に立ち、時代のニーズに合わせて商売の形を変えてきたことが、主な要因だと思います。ファッションも同じように、流行の先を読んで「次はこうしよう」といつも考えています。
福田さん
Q お店の今後について教えてください。
A 今後の営業は8代目に就いた長男の武史に任せています。店では徐々に男性向けファッションも充実させており、商店街活性化につながればと考えています。
店内
店内