創業1675 延宝3年
名張市鴻之台1-70
電話 0595-63-0544
代表者 松田 光司
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■ 取扱商品・サービス
酒類の販売。生酒はご注文いただいてから瓶詰させていただきます。
多様な種類の日本酒
量り売りされている焼酎
■ 事業の沿革
1675年(延宝3年)創業で、現在で14代目となります。
創業当初は奈良県吉野産の葛を仕入れて販売していました。屋号の久寿徳は、葛販売の歴史から当て久寿とし、徳は代々続いた名前「徳兵衛」から一字いただいたものです。
多くの銘柄のお酒
所狭しと並べられた商品
店内の様子
■ 経営理念・特色
「備えよ常に」を座右の銘に、不測の事態に備えて十分な準備をするよう心掛けています。また、お客様にはいつも気持ちよく買い物をしていただきたいので、どのような要望にも応えられるよう努めています。
葛販売からやがて酒造りへ移行し、酒造りは10代目まで続きました。製造免許はおばあちゃんの代までありましたが、その後は伊賀市の太田酒造で造ってもらっており、今は販売専門になりました。
代々続いた「徳兵衛」の名前がつけられた日本酒など
■ 今後の抱負
松崎町から移転し、現在の鴻之台で店舗を構えたのは26年前。おいしいお酒をお客様に届けたいという思いで、平成9年にタンクを設置し、吟醸生酒と大吟醸生酒を加熱処理しない、生のまろやかで新鮮なお酒のビン詰め量り売りをはじめました。また、焼酎も量り売りをしておりますが、原酒の状態で九州から仕入れています。素焼きの憂を使い、液体は通さず空気を通すことで焼酎をまろやかに仕上げています。
自分の代はずっと続けていきたい。お酒には多くの銘柄があり、それぞれの美味しさがあるので、多くの方に飲んでいただきたい。販売店として、一つ一つの銘柄の良さをこれからも伝えていきたい。
■ 蔵元の味をそのままに
Q 創業した当初は葛(くず)の販売をしていたそうですね
A 創業した1675(延宝3)年には奈良県吉野産の葛を仕入れて販売していました。屋号の久寿は「葛」の当て字としたもので、徳は代々続いた名前の「徳兵衛」から一字をとったものです。
Q 日本酒の製造はいつまで取り組んでいたのですか?
A 葛の販売から酒造業に移行した後は10代目まで続きました。製造免許は祖母の代までありましたが、現在は伊賀市の蔵元に委託しており、販売専門となっています。私が14代目を継いだ現在は、主力の日本酒に限らず、ワインや焼酎など幅広く取り扱っています。
一角を占めるワインのコーナー
Q 店の外からも見える大きな2つのタンクは何ですか?
A 「蔵元の味そのまま」をお客さまに届けようと1997(平成9)年に設置したタンクでは、加熱処理しないまろやかさが残る吟醸生酒と大吟醸生酒を、注文頂いてから瓶詰め量り売りしています。光を入れず温度を一定に保つことで、風味が良くワインのようなフルーティーな香りが楽しめます。
店舗の外観
Q 日本酒への思いを聞かせてください
A 伊賀地域には美味しい地酒がたくさんあることを知って頂きたいです。人の味覚は千差万別。販売店を周って、自分に合った銘柄を見つけることも面白いですよ。
商品を手にする松田さん